温熱療法は少しずつ関節を壊してしまうリスクがあることを理解して
対処すべきです。最後に局所冷却法のポイントをまとめます。
1)鎮痛効果
冷やし始めは神経が過敏になり痛みますが、20分程冷やすと熱が
収まり、先ほどの疼痛物質が減る為、痛みが治まります。副作用
はなく安全な対処法です。
2)関節内を浄化します
関節炎の熱で破壊された組織の悪化を食い止めるだけでなく、熱
で汚れた関節内部の環境を浄...
続きを読む
①関節の歪みが炎症を生む
関節は骨格間のねじれや離反、
無理な接触等の不適合が続くと
滑らかに動きにくくなります。
雨戸がレールから外れ摩擦で動きにくくなるのと同じです。
摩擦は熱を生み出します。
その熱が溜まってしまった結果が
関節炎です。
筋肉も動かしずらく、
血流が滞り炎症熱を上手く
排出できない為、
熱が周辺に拡大してゆきます。
②炎症熱がたんぱく質を破壊する
ヒトの細胞成分の主役であるた...
続きを読む
新年あけましておめでとうございます。
今年の東京のお正月は天気に恵まれ、
日中は温かく初詣に出かけられた方も
多いのではないでしょうか。
さて痛みの中で厄介な慢性的な痛みの場合、
関節が原因であることが多いです。
我々カイロプラクターは主訴をもとに
可動域検査を行い原因の特定を行います。
関節とは英語でジョイントつまり骨と骨の間にある
軟部組織であり潤滑液をはさんで適正な位置関係を保ち、
円滑...
続きを読む
一方、痛む患部を氷のうで冷やすと初めは血行は低下しますが、
15分~20分冷やすと炎症が治まり痛みがなくなります。
冷却後患部は温度を上げ、
傷ついた組織の修復の為に新鮮な血液が集まってきます。
(血流が旺盛になります)これを局所冷却法と言います。
体の異変は神経から脳へ伝えられ痛みと感じることは
以前にも紹介しましたが、
なぜ温めると痛みが和らぐのか?
麻酔を思い出してください。
麻酔は神経の...
続きを読む
日本は温泉国で昔から
「痛む○○には温泉で温めるのが一番」と
言われてきました。
これは本当なのか、
少し紐解いて体の変化を考えてみます。
入浴で血行は確かに良くなります。
体がお湯から受けた熱源を熱捨て場に急いで運んでいる状態です。
毛穴が開き汗が出るのは熱を外に捨てている状態です。
入浴後、お湯から受けた熱源をすっかり捨てると血行と
体温は元に戻ります。
すると温熱で鈍感になっていた痛覚神...
続きを読む
さて冬場に話を戻しますが、副交感神経は生命維持をするための
重要な役割を担っていることは前にもお話しました。
(消化・吸収・排泄などです)また体の器官の不調を「痛み」という信号でを脳に伝達したり、
交感神経を調整したりと"副"が付いていますが実は交感神経よりも
重要な仕事をしているかもしれません。
留意したいのが、この時期の痛みです。
副交感神経優位になりがちなこの時期に
痛みを感じる閾値イキチ...
続きを読む
夏場は逆で交感神経の方が優位になるので活動的になります。
しかし体力を消耗させる高温に多湿が加わる我が国の場合は
交感神経が優位になりすぎて、
副交感神経が追いつけなくなることがあります。
脳は自律神経のバランスを保とうと
副交感神経は全力で働きます。
体がだるい・・・といういわば
夏バテ状態に陥るのはこの為と考えられます。
栄養と睡眠(体の再生は睡眠中に行われる為)そして早めに
カイロの施術を受...
続きを読む
20代女性
首の寝違え
立ち仕事。スマホのゲーム大好き。
普段通り仕事が終わって
スマホでゲーム。
お家に帰ってスマホでゲーム。
寝て起きたら
首が左に向けなくなった。
痛みが強いところをチェック。
首から肩甲骨にかけて
首を動かしてもらい痛みの箇所を
確認すると7番目の首の骨を
左に押すと
動作する時の痛みが消えます。
背骨のS字の形を調整して
テーピング。
炎症の痛みは残ってましたが
首の動き...
続きを読む
70代女性
膝が痛い!
膝のお皿の下あたり全体をさす。
ずいぶんざっくり
動作痛や圧痛の確認をして
原因箇所を特定していきます。
膝の内側、膝のお皿よりも下でした。
脛骨にくっついている筋肉が
うまく動くようにして
楽になるようなら
ホームエクササイズ。
家でやってくださいと言っても
やる人はあまりいませんので
毎回ここでやりましょう。
背骨は動きますので
こうして下を向いたり
こうして伸ばしたりできます
また、動きの良いところと
あまり動かないようになっている箇所が
あるので
ときにストレスがかかりすぎて
肩こりとか腰痛、寝違えなどの原因になることがあります。